◆ 後悔 ◆

足音が聞こえる

10年前のわたし
1ヶ月前のわたし
昨日のわたし
0.1秒前の、わたし

融けてしまえばいいのに
いつまでもいつまでも
しつこくわたしに付き纏う

足音が、迫ってくる

それは夢だった
夢だと、解っていた

夢なのに
息切れが止まらない
鼓動が大き過ぎる

足音が続いていく

夢じゃない
夢であるはずがない

呼吸をしたくない





2008.05.02UP