◆ 孤独 ◆
僕は、いつか本当の絶望を知るのだろうか
小さな世界に生きている
遥か届かないソラが天上いっぱいに広がっているとわかっていても
僕はやっぱり些細なことで絶望するんだ
生きてるからなのかな
だとしたら僕は、そろそろ終わりにしたいと思うんだ
崩れかけた城の中は寒くて
もう誰もいないんだよ
涙腺は相変わらず緩いけど、きっと本当には悲しくない
だってまだ血は流れてこないから
僕は生きている
誰とも心が通じないけれど
身体は確かにあたたかいんだ
2008.10.27UP