◆ カラ ◆

季節が変わる様子は淀んでいて
特に何事もなく過ぎていく
わたしは目的を持たない散歩にすら出られずに
首を括らない代わりに耳を引き裂く

せっかく与えた命なのだからといわれても
結局はそれは自己満足なのでしょう?
人間はエゴだけで生きている
そんなのは皆一緒なのだから
期待したりはしない
求めれば空しい 求めれば恥をかく
だから、誰もいない世界へ行きたいと願うんだ
寂しさに耐えられなくなれば死ねるかもしれないし
結局は死なないかもしれない
試すことも、できない



頭が壊れる
結局は誰かを求めて
霧と霞だけの世界で生きていくんだ

そうしているのは自分なのだと
気付きながら変えようとしないのは、どうしてなんだろう?



あぁ、もういいや
空っぽなんだ
泣きたいんだ





いらないんだ





2008.09.28UP