◆ 午前2時の死 ◆
死にゆく場所を求めてる
この身が永遠となる、遥か彼方を
繰り返される幾年もの記憶が
歩みを少しずつ妨げるかの様に冷たく圧し掛かるのは
誰か、想い廻らせる人が
いるからか
全て捨て去ってきたつもりでいたのに
肉体は裂けて滅びて
それでこの重苦しい生が終わるはずだったのに
引き止める
それは、甘い香りの気配
満天に降り注ぐ君の
まるで血にも似た天体の流れが死を遠ざける
またか、またかと呆れ顔
僕は何度その瞬間に2人の未来を祈ったろう
そしてまた、挫折するんだ